由季野では、染色とデザインを軸に、つくる行為を起点として場がひらき、人や時間が行き交います。
一つの手仕事や制作からはじまり、それが展示になったり、誰かの滞在のきっかけになったり、あるときは静かに集まる場になることもあります。その都度、使われ方や意味は、少しずつ変わっていきます。
由季野の活動は、染めることと、考えること、その往復から生まれます。
ここには、あらかじめ決められた用途や完成形はありません。何かを提供するために用意された場所というより、つくることが終わらずに続いていくための、余白のような時間と空間があります。
効率よく消費することや、短時間で分かりやすい成果を得ることよりも、関わり方や使われ方が、時間の中で少しずつ変化していくことを大切にしています。
由季野は、つくる、ひらく、ひびく。その一連の流れが、無理なく重なっていくための場所です。